2017年4月6日、ブッシュ・スタジアム(Busch Stadium)で行われたカブス対カージナルス戦で、珍事件が起こった。
なんと、カージナルス捕手でメジャーNo.1キャッチャーとも言われるヤディアー・モリーナ(Yadier Molina)のプロテクターにボールが球がくっついて離れなかったのだ。
珍プレーの経緯
捕手のプロテクターにボールがくっついて離れないという珍プレーが起こったのは、カージナルスが2点リードで迎えた7回表のカブスの攻撃。
この回から登板した、今季新加入のブレット・シーセル(Brett Cecil)が最初の打者マット・シーザー(Matt Szczur)を空振り三振に仕留めた。
その仕留めたその最後の球がワンバウンドの変化球だったのだが、その球をモリーナは体にしっかり当てて止めた。しかし、その止めたはずのボールが突如消えてしまったのである。
モリーナは必死にボールの行方を捜すが一向に見つからない。それもそのはず、ボールはモリーナのプロテクターにぴったりとくっついてしまっていたのだ。
その時の様子の動画がこれである。↓
結局、打者のシーザーは、モリーナがボールを探している間に一塁に到達し、振り逃げという形で塁に出ることができた。
その後の試合の結果
この珍プレーに動揺したのか、続くジョン・ジェイ(Jon Jay)を四球で歩かせた後、次のカイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)に3ランホームランを打たれ、カージナルスは5-4とカブスに逆転されてしまう。
その後も、四球を出したりヒットを打たれたりして、投球のテンポを掴めないままシーセルは交代した。
試合は、さらに1点を加えたカブスが6-4で勝利。
ボールがプロテクターにくっつくという珍事件がまさに試合のターニングポイントとなった。