2017年4月29日、レンジャーズのダルビッシュ有は、本拠地グローブ・ライフ・パークで行われたエンジェルス戦に先発。6回を投げて被安打3失点2奪三振10、投球数125球の力投を見せ、今季3度目の勝利を手繰り寄せた。
ダルビッシュは、3回表に打者3人を連続3三振に打ち取るなど、圧巻の投球を見せる。
しかし、4回表に先頭打者のコール・カルフーンにヒットを打たれると、次のマイク・トラウトのタイムリー二塁打やアルバート・プーホールズの犠牲フライなどで2点を先制されてしまう。
この4回表にヒットを3本浴びたが、ダルビッシュがこの試合にヒットを打たれたのはこの回だけだった。
5回表には、ダルビッシュは再び打者3人を連続3三振に打ち取る。
すると、5回裏に、ダルビッシュの力投に応えるかのようにレンジャーズ打線が爆発。ジョナサン・ルクロイの二塁打を皮切りに、カルロス・ゴメスの三塁打やルーネッド・オドーアのツーラン・ホームランなどで、レンジャーズは一気に4点を奪い逆転に成功する。
しかし、直後の6回表、ダルビッシュは再び窮地に立たされる。なんと四球を3つ出してしまい、1アウト満塁のピンチを招いてしまったのだ。すでに球数も100球を超えていた。
それでもそこからダルビッシュは力投。アンドレトン・シモンズをファールフライに仕留めると、次のベン・リビアをセカンドゴロに打ち取った。
ダルビッシュは、2点差を保ったままマウンドを降りた。
試合は、その後レンジャーズが2点を追加し、9回表にエンジェルスが1点を返すものの、レンジャーズが3-6で逃げ切った。