2017年4月18日 オークランド・コロシアム
テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有がアスレチックス戦に先発。5回1/3を投げ、被安打3、失点4で、負け投手となった。この試合の敗戦で今季は1勝2敗とした。
6回に突如制球を乱す
5回を終わるまでは、ダルビッシュ有が許したヒットは3回裏ブルース・マクスウェルに許したヒットのみで、危なげない投球を披露していた。
そして、ダルビッシュの好投に応え、レンジャーズ打線は、6回表にアスレチックスの守備の乱れなどに乗じて2点の先制に成功した。
ここまではレンジャーズにとって順風満帆だったのだが、この直後の6回裏に落とし穴が待っていた。
ダルビッシュは、先頭のトレバー・プルーフに四球を与えると、2人目のマクスウェルをレフトフライに抑えたものの、次のアダム・ロサレスにツーランホームランを被弾。アスレチックスに同点に並ばれてしまう。
2点先制した直後のツーランホームランにショックを受けたのか、次のジャフ・デッカーには二塁打を打たれ、その次のヨンダー・アロンソにはフルカウントからファーボールを与えてしまう。
ここでダルビッシュは交代。マウンドを降りる。
確かに、ダルビッシュは制球を乱したが、ここで交代させることには疑問符がつく。
案の定、ダルビッシュの後を受けたトニー・バーネットとダリオ・アルバレスも、アスレチックス打線を抑えることができず、結局四球と犠牲フライやタイムリーヒットなどで、アスレチックスに2点の追加点を許してしまった。
結果論になってしまうけれど、あそこでダルビッシュをマウンドから降ろすのはどうなのか。
あそこでダルビッシュを信頼して任せた方が、たとえその後打たれたとしても、後々の事を考えると良かったと思うのだが。私としては、逆転を許すまでは、ダルビッシュを信じて任せるべきでななかったのかと考える。