2017年4月27日 コメリカ・パーク
マリナーズの岩隈はタイガース戦に先発。5回2/3を投げて失点1と好投したものの、初勝利はまたもおあずけとなった。
岩隈は、コントールを重視した従来のピッチングを披露し、5回までタイガースのヒットを2本に抑えていた。
対するタイガース先発のジャスティン・バーランダーも5回まで無失点の投球を披露。
そして、0-0で迎えた6回に試合が動き出す。
6回表のマリナーズの攻撃で、1アウトからネルソン・クルーズがセンターのエラーもあって二塁へ到達すると、次のカイル・シーガーがセンターにタイムリーヒットを放ち、マリナーズが先制に成功する。
しかし、6回裏、タイガースの攻撃で、岩隈は先頭打者のタイラー・コリンズにライトへ二塁打を許す。
そして、1アウトからビクター・マルチネスが一二塁間へ打球を放つと、深く守っていたセカンドのロビンソン・カノーがその打球を弾いてしまう。
そして、ボールが転々とする間に二塁のコリンズが生還し、マリナーズは同点に追いつかれてしまう。
その後、次のジャスティン・アプトンをセンターフライに仕留めたところで岩隈は降板した。
なお、タイガース先発のバーランダーは7回を投げ終えて降板した。
岩隈とバーランダーは、共に失点がついたものの自責点は0。先発投手として役割を十分に果たした。
試合は、9回表にカイル・シーガーの二塁打とベン・ギャメルのヒットでマリナーズが勝ち越しに成功。そして、その1点を守り切ったマリナーズが勝利した。
この試合で岩隈に今シーズン初勝利がつかなかったのは残念だが、ピッチングの内容は良かった。ところどころ甘い球があったものの、きっちりタイガース打線を抑えたといえる。
相手の投手がバーランダーということで、味方打線の援護が無かったのは残念だが、今日のようなピッチングを続けていれば、普通に勝ち星は増えていくだろう。